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交通事故被害者ノート、活用広げて
遺族の会が斉藤国交相を表敬
公明議員の協力にも感謝
関東交通犯罪遺族の会の表敬を受ける斉藤国交相(中央)と河西氏(左端)=24日 国交省
交通事故被害者や、その家族・遺族への支援制度をまとめた「交通事故被害者ノート」を国土交通省が作成したことを受け、斉藤鉄夫国交相(公明党)は24日、国交省で、関東交通犯罪遺族の会から表敬を受けた。公明党の河西宏一衆院議員が同席した。
同会の小沢樹里代表理事らは、国交省の尽力に謝意を述べた上で、より多くの被害者らに活用してもらえるよう周知を要望。斉藤国交相は、各地で活用されるよう取り組んでいくと応じた。
終了後、記者団に対して小沢代表理事は、同ノートに関して、河西氏の協力により家族の介護や世話を担う「ヤングケアラー」を含む被害者の子どものケアについて盛り込まれたとし、「小さな声を聴いてくれた。感謝している」と話した。
また、交通事故で妻子を亡くした同会の松永拓也副代表理事は「自分が遺族となった時、右も左も分からなかった。(同ノートで)多くの人が情報につながり救われると思う」と語った。