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使用済み家電から金属回収
リサイクル製錬所を視察
秋田で党推進会議
仲社長(右端)から金属リサイクルについて説明を受ける若松(左端)、塩田(中央)、宮崎(中央右)氏ら=20日 秋田・小坂町
公明党のサーキュラーエコノミー・循環型社会推進会議(議長=若松謙維参院議員)は20日、秋田県小坂町にある小坂製錬株式会社で、金属資源リサイクルの現場を視察した。宮崎勝、塩田博昭の両参院議員、地元市議、町議が同行した。
仲雅之代表取締役社長は、同社が使用済み家電製品などの廃電子基板を国内外から集め、セレンなどのレアメタル(希少金属)、金、銀など20種類の金属を回収していることを説明。有害廃棄物の国境を越えた移動を制限する「バーゼル条約」締約国の中で廃電子基板などの輸入規制に向けた動きがあることに触れ「日本がリサイクル原料の国際競争に出遅れないよう国として取り組んでほしい」と述べた。
若松氏は「わが国の経済安全保障の観点からも廃電子機器などの安定的な確保と資源の循環へ全力を挙げる」と応じた。一行は、同県能代市で行われている洋上風力発電事業の現状も確認した。