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2023年2月17日

安保理改革 実現へ協力

国際社会の意思を示す場に 
山口代表、国連総会議長と会談

クールシ国連総会議長(右から3人目)の表敬を受ける山口代表(左隣)ら=16日 衆院第1議員会館

公明党の山口那津男代表は16日午後、衆院第1議員会館で、クールシ・チャバ第77回国連総会議長の表敬を受けて会談し、22日から開かれる国連総会の緊急特別会合への対応や、国連安全保障理事会の改革実現へ協力していくことで一致した。

席上、山口代表は、ロシアによるウクライナ侵略を踏まえ「法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を取り戻すために国連の果たす役割は重要であり、日本も協力していきたい」と強調。機能不全の安保理に代わり「国連総会が国際社会の進むべき方向性を明確に示すべきだ」と述べた。

クールシ議長は、緊急特別会合でウクライナ情勢に関する決議が採択できるよう各国に協力を呼び掛けていくと応じた。

安保理改革を巡って山口代表は「理事国以外の国々も参加し、より国際社会の意思を代表する機能に変えていくべきだ」と指摘。クールシ議長は「(ロシアの侵略によって)安保理の機能が変わりつつある。改革を巡る交渉は進行中であり、有意義でインパクトのある結果に結び付くことを期待する」と語った。

さらに山口代表は、今年が国連のSDGs(持続可能な開発目標)達成期限までの中間年であることに触れ、目標達成へ尽力していく考えを表明。先進7カ国(G7)議長国としても「日本が掲げる『人間の安全保障』とSDGsの取り組みがかみ合うよう主導していきたい」と述べたのに対し、クールシ議長は「われわれの心をつかむような重要な取り組みだ」と賛意を示した。

また、クールシ議長は、3月に予定する国連水会議でも日本の果たす役割に期待を表明した。

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