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衆院選挙制度で協議会
佐藤(茂)氏「不断の改革が必要」
与野党国対委員長が合意
与野党の国会対策委員長は2日、国会内で会談し、衆院選挙制度に関する与野党の協議会を設置し、現行制度の課題などについて議論を始めることで合意した。公明党から佐藤茂樹国対委員長が出席した。
席上、自民党の高木毅国対委員長が、与党側の意見として、同協議会の設置を提案。佐藤国対委員長は「1票の格差」が最大2.08倍だった2021年衆院選を最高裁が「合憲」と判断したことに触れ、「こうした司法の判断に甘んじることなく、不断の点検と改革を立法府としてやっていくべきだ。協議会を設置し、中長期的な視点で前向きな改革の議論をすべきだ」と強調した。
また、佐藤国対委員長は、今後の国会改革に向けた取り組みについて「(国会議員に毎月支給される)旧文通費(調査研究広報滞在費)の問題を含め、国会改革が前に進んだと言える議論を国対委員長会談でやっていくべきだ」と力説した。