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与党議席 最大化めざす
次期衆院選 候補者調整、早期に
記者会見で山口代表
公明党の山口那津男代表は31日午前、衆院第2議員会館で行われた記者会見で、衆院小選挙区の「10増10減」に伴い、選挙区が増える地域での対応について「積極的に擁立をめざしている。自民党と相談し、自民、公明両党が力を合わせて議席の最大化を図る。これからも誠実に協議を重ねていきたい」と強調した。
その上で、小選挙区候補を巡っては、次期衆院選に自公が協力して臨むために「できるだけ早く合意を結ぶことが大事だ」と指摘。「候補となる人が早く有権者に接触し、主張や人柄を知ってもらうことが民主主義での選挙の重要な基盤になる。有権者に触れる機会を早くつくることが望まれる」と語った。
一方、中国政府が日本人へのビザ(査証)発給を再開したことには「人の往来を制限することは、お互いの関係にとって望ましいことではない。今回の対応は妥当だ」との認識を表明。党訪中団の派遣に関しては「今年は日中平和友好条約の締結から45年だ。中国の事情も勘案しながら、適切な時期に訪中したい」との考えを示した。