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2023年1月30日

コラム「北斗七星」

「火なしこんろ」というものを知った。第二次大戦中に普及した、余熱で調理する木箱だ。中に、もみ殻などの保温材を詰め、煮えた鍋を入れる。保温材入りのふとんを載せ、ふたをする。香西みどり著『加熱調理のシミュレーション』(光生館)にあった◆北斗子はおでんを作るとき、大根を圧力鍋で下ゆでする。加熱が短時間で済む。さらにしばらく煮て、鍋を火から下ろす。すぐ新聞紙で包み、古オーバーでくるむ。火なしこんろの簡易版だ◆熱い鍋が冷めていくのは、熱が熱い方から冷たい方に伝わるからだ。これをなるべく抑え、熱い状態を維持するのが余熱調理の鍵だ◆有権者が投票先を決める一番重要な要素は、支持者が候補者を語る「熱伝導」――選挙プランナーの三浦博史氏はこう述べる。「候補者の『どこが好きなのか』『何がすごいのか』などを、事実に基づいたエピソードを入れながら支持者が自分の言葉で語れるかどうか――そうした熱意に勝るものはない」「公明党の強みの一つはここ」(『潮』2022年1月号)◆統一地方選前半戦の告示まで60日となった。「公明党の○○さんは、○○がすごい!」と熱く語ろう。熱が伝わった分、勝利に近づく。(直)

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