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コラム「北斗七星」
瀬戸内海の島々を舞台にした現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭2019」が、きょう開幕する。3年ごとに開かれ、4回目の今年は、春、夏、秋の3会期で計107日間。大型連休も相まって、多くの来場者が期待される◆過去3回の総来場者数は、いずれも約100万人を記録。開催中の観光客だけでなく、島に魅力を感じた移住者が増えるなど、地域に活気をもたらした成功例といえるが、来場者のアンケートが興味深い◆来た理由を聞くと、「現代美術」「海や島の面白さ」との回答が多い。しかし、帰る時の感想では、「島の人と話せた」「島の行事に参加」「島の料理」を挙げる人が多いという。北川フラム・総合ディレクターは、「その土地の日常の生活を体験できたことが喜びになっている」と◆特徴的なのは、運営を支えるサポーター「こえび隊」の存在。瀬戸内海を元気に泳ぐ小エビのように活躍を、と命名され、外国人を含めた参加延べ人数は17年までで約3万人。芸術祭が開催されない年も、島で作家や地域の活動を支えるメンバーもいる◆先の統一選における公明党の勝利も、常日頃から献身的に支えてくれる全国の党員、支持者の存在と、絶大なる支援があったればこそ。その期待に応えるべく政策実現を進め、夏の参院選も断固勝ち抜きたい。(祐)