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待望の市道拡幅、10年越しで実現
広島市安佐南区
「地域を挙げて熱望していた市道の拡幅が実現し、本当に感謝しています」。こう話すのは広島市安佐南区八木地区に住む藤原嶺雄さん。地元住民が10年前から求めていたことが実を結び、喜びの輪が広がっている。
現場は山際に建ち並ぶ住宅団地をつなぐ林道。これまで道幅は車がすれ違えないほど狭く、崖側は転落する恐れがあり、雨が降ると山側の斜面からは土砂が流出していた。そのため、一般車両に加えて緊急車両の通行にも支障を来していた。
当時、地元自治会長を務めていた藤原さんは、同じ町内に住む党員から公明党の、うすい芳雄市議(市議選予定候補)を紹介され、改善を要請。うすい市議は直ちに行動を開始し、藤原さんら地域住民と共に地権者への協力依頼や署名活動、市への陳情に奔走してきた。
そして現地測量を終え、予算化が決まり、間もなく工事が始まるという段階で、2014年8月に大規模土砂災害が発生。拡幅工事は一時中断を余儀なくされた。その後も被災地の復旧を優先するため、工事は先送りに。うすい市議はその間も、同区地域整備課などに早期整備を粘り強く求め続けてきた。
その結果、このほど住民が待ち望んでいた拡幅工事が完了。延長約70メートルにわたって、これまで約3メートルだった道幅が約5メートルに広げられ、崖側にはガードレールも整備された。
藤原さんは「安全に通れるようになり、地域の皆さんも喜んでいる。公明党は私たちの声を受け止め、行政を動かしてくれた」と笑顔で話していた。