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2023年1月18日

国産初のコロナ飲み薬ゾコーバ緊急承認

党公式動画チャンネル 紙上再録! 
迎寛長崎大学大学院教授と秋野公造参院議員が解説

昨年11月に緊急承認された新型コロナウイルス感染症の初の国産飲み薬「ゾコーバ」。その効果や承認に向けた公明党の取り組みについて、長崎大学大学院の迎寛教授と秋野公造参院議員が解説する動画がユーチューブの公明党公式チャンネルで好評配信中です。要旨をまとめました。

――昨年11月、ゾコーバが緊急承認制度により承認され、政府は200万人分を確保。医療現場へ供給が開始されています。ゾコーバは塩野義製薬が開発し、軽症者にも使える初の国産飲み薬として公明党が推進役を果たしました。

緊急承認制度

昨年5月に成立した医薬品医療機器法(薬機法)等改正法により創設。感染症の流行などの緊急時に限り、有効性が推定される医薬品などを速やかに承認する。コロナ飲み薬のゾコーバが適用第1号。

■公明、一日も早くと知恵絞る(秋野氏)

秋野公造参院議員 私たちは「一日も早く質の高い医薬品を患者さんに届けたい」との思いで、緊急承認制度をこれまで推進してきました。

飲み薬の開発については、ずっとアンテナを張り続けていました。塩野義製薬が候補薬を
定めた時点で、どういう制度を使えば、申請・承認に早く至るかに知恵を絞ってきました。

緊急承認制度ができたので、(ウイルスの変異に応じた審査の必要性を訴えた公明党の主張に沿う形で)オミクロン株に特徴的な5症状(鼻水・鼻づまり、喉の痛み、咳の呼吸器症状、熱っぽさ・発熱、倦怠感)について審査が行われた結果、今回、承認に至りました。

一日も早く薬を国民の皆さまに届けようとした公明党の取り組みは、早期の承認に大きく貢献したと思います。

■間近に見て非常に感動(迎教授)

迎寛教授 公明党、秋野議員とコンタクトを取る中で、緊急承認制度や、レムデシビルをはじめ、さまざまな治療薬の日本での使用について、強く政府に働き掛けているのを目の前で見ていて、非常に感動していました。

――ゾコーバはウイルスの増殖を抑える作用があり、重症化リスクと関係なく、軽症段階から使える利点があります。12歳以上を対象に1日目は3錠、2~5日目は1錠で計5日間服用。発症から3日以内に飲む必要があります。

最終段階の臨床試験では、オミクロン株に特徴的な5症状が消えるまでの時間が1日(約8日から約7日に)短縮する効果が見られました。

■感染抑制効果にも期待(迎教授)

迎教授 皆さん、インフルエンザの治療を受けたことがあると思いますが、インフルエンザの薬というのは、(ゾコーバと)だいたい同じように、症状を1日早く治す薬。1日早く症状が取れてしまうということは、極めて大きいことかと思います。ウイルスを減らすということは、周りに感染を広げるのを抑制する効果が十分期待できると思います。

一番問題なのは、(新型コロナで)死亡する人は明らかに高齢者が多い(ということ)。一緒に生活している人に高齢者がいる人に関しては、こうした薬を飲んでもらい、高齢者に感染させないという体制ができるかもしれない。

■幅広い治療体制を整備

――公明党の積極的な取り組みにより、重症化した時のレムデシビルから、重症化を防ぐ抗体治療薬、そして中等・軽症段階から使えるゾコーバまで、バランスの取れた治療薬の体制が整いました。

迎教授 病院で早期にコロナの診断をし、必要な人にすぐ薬が届いて、重症化するような患者さんがいれば入院して適切な治療をしていく、一連の流れが固まるだろうし、そういうところに(ゾコーバは)やはり必要な薬だったのではないかと思っています。

日本には、大きな医療の問題がまだまだ存在しています。ぜひ公明党の議員に頑張ってもらい、少しでも良い日本の社会ができるよう協力してもらえればと思います。

秋野氏 コロナの変異ということも考えながら、常に先手、先手で政策を立案できるよう頑張ります。

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