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0~2歳児の保育料
東京都が第2子を無償化へ、所得制限なしで23年度から
第2子以降の0~2歳児の保育料を無償化へ――。東京都は12日、結婚・妊娠・出産・子育てに関する支援策を発表し、2023年度から0~2歳児の第2子の保育料を所得制限なしで無償化する方針を明らかにしました。これは、「少子化対策の切り札として都議会公明党などがかねて都に求めてきた施策の一つ」(13日付読売新聞東京版)です。
また、親の就労などが原則となっている保育所入所について、就労の有無にかかわらず子どもを定期的に受け入れる新たな仕組みを始めます。育児の不安を軽減し、子育て家庭の孤立を防ぐとともに、乳幼児期からの他者との関わりで子どものよりよい成長につなげる狙いもあります。
子育て家庭への切れ目のない支援では、国の出産・子育て応援交付金を活用し、1~2歳前後での相談・経済的支援などを拡充します。いずれも今月発表予定の23年度予算案に必要経費を盛り込みます。
都議会公明党(東村邦浩幹事長)は全ての子どもが保育を利用しやすい環境整備とともに、子育て家庭への切れ目のない支援を一貫して推進。保育料の負担軽減については、第1子の年齢にかかわらず、第3子以降を無償化、第2子を半額へと着実に進めてきました。21年の都議選では重点政策「チャレンジ8」に「0~2歳児の第2子保育料の無償化」を掲げるとともに、議会質問を通じて粘り強く都側と交渉してきました。