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2023年1月5日

統一選、全員当選必ず

ネットワークの基盤強固に 
グリーン、デジタル投資で地方の新たな活力生み出す 
党仕事始め式で山口代表が強調

公明党の山口那津男代表は4日午前、東京都新宿区の公明会館で行われた党の新年仕事始め式であいさつし、「今年は(来年の)結党60年に向けたスタートの年となる。これからの世界の流れ、日本の行く末が、この1年に懸かっていると心得て、団結して4月の統一地方選を勝ち越えていこう」と呼び掛けた。山口代表のあいさつは大要、次の通り。

党新年仕事始め式であいさつする山口代表=4日 公明会館

【コロナ対策】

一、コロナ禍での教訓を生かしながら、その先が見えつつある。これまでの(感染症法上の分類である)「2類相当」から「5類」へ引き下げることに伴う国民の不安を招かないようにするには、どうしたらいいか。ワクチンや薬が今後も有効に機能するかなどを検討した上で結論を出してもらいたい。社会活動などが活発にできる安心感をつくってほしい。

【物価高、経済対策】

一、(電気、ガス、燃油代の負担軽減策を盛り込んだ)2022年度第2次補正予算の執行をしっかり行う。また、今月から始まる通常国会で23年度予算案の早期成立を図っていく。

一、社会全体で賃上げが着実に行われていくことが重要だ。企業が蓄えた収益を働く人に還元する流れをつくるために、生産性の向上やイノベーション創出で企業の稼ぐ力を拡大して賃上げに結び付けることが大切だ。

一、経済成長の柱は、GX(グリーントランスフォーメーション)とDX(デジタルトランスフォーメーション)だ。この二つの流れで新しい技術を生み出すことによって日本全体の経済成長を生み出していかなければならない。生み出された技術を使う企業のスタートアップ支援も重要だ。

【地方創生】

一、東京一極集中で地方が活力を失っている。今年は地方に新たな活力をつくり出し、広げていく取り組みが重要だ。GXやDXを柱とする新たな投資活動が国内で行われることを期待したい。

【国際情勢】

一、ロシアのウクライナ侵略などで分断された国際秩序を取り戻すことが必要だ。今年、日本はG7(先進7カ国)の議長国として大きな役目を果たす。国連の機能まひが顕著な中、国際社会をリードする役割がG7にもたらされている。

一、アジアでただ一つのG7構成国・日本にはリーダーシップを発揮する責任と役割がある。国連でも、日本は安全保障理事会の非常任理事国となり、日本への期待は一層募ってくる。

【統一地方選】

一、統一選は、地方政治の基盤をつくるものだ。地方議会から育ってきた公明党が誇る力は「小さな声を聴く力」と、ネットワークを通じて政策を実現する実行力だ。こうした役割、存在感は日本の政治の中で際立っている。

一、現場の声を受けて、自公連立政権の下で合意をつくり、政策として実現する。また、国の政策を地方の隅々まで浸透させていく。そうしたネットワークの基盤を整えるのが統一地方選だ。全員当選をめざしたい。

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