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コラム「北斗七星」
「躑躅、山吹とともに、暮春の花を代表する藤」(山本健吉)。蔓が右巻きなのがノダフジ。左巻きがヤマフジだ。牧野富太郎が命名した◆中でも目にする機会が多いのはノダフジで、漢字では「野田藤」と書く。現在の大阪市福島区の野田あたりに群生し、室町幕府の2代将軍・足利義詮や、豊臣秀吉が観賞。江戸時代には、奈良・吉野の桜、京都・高雄の紅葉と並ぶ三大名所と呼ばれたという◆今も同区には、小規模ながら野田藤の観賞スポットが29カ所ある(同区役所)。その一つが阪神・野田駅前の広場だ。既に咲いていたのに、気付いたのは、つい先日である。ふと松尾芭蕉の一句が頭をよぎった。「くたびれて宿かる頃や藤の花」◆芭蕉が大和地方を行脚し、行き着いた先で詠んだ句である。統一地方選前半戦の道府県・政令市議選、後半戦の市区町村議選。激戦の連続だった。いつ花が咲き、散ったのか。愛でる暇もなく走り続けてくださった党員、支持者の姿が重なる◆ちなみに、同区内には松下幸之助の創業地もある。工場跡地は公園となり藤棚と幸之助の碑文『道』が。「自分には 自分に与えられた道がある(中略)心を定め 希望をもって歩むならば 必ず道はひらけてくる 深い喜びも そこから生まれてくる」。公明党は赤誠を尽くし、政策実現の道を邁進してまいります。(田)









