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統一地方選トピックス 勝利へ拡大に走り抜く
「一票の重み」胸に対話に励む
地域に根を張り対話の花を咲かせる(右から)河野さんと生井さん
東京・渋谷区議選
4年前、統一選後半戦の東京・渋谷区議選では、公明新人が最下位、次点と僅か10票差で辛勝。「一票の重み」を痛感した同区の公明党員、支持者は、この教訓を胸に今回の選挙戦を展開している。
その一人、河野弘子さんは「とにかく一対一で信頼を結ぶことが根本」と語り、町会やボランティア活動で地域貢献に注力。着実に党理解の輪を広げてきた。また、生井孝子さんも町会活動で地域に根を張り、困り事を聞けば、すぐに公明区議につなげて、身近な課題を解決してきた。二人のように党員、支持者は、地域に尽くす地道な行動を通して、一人また一人と確かな信頼を築いている。
生井さんは、1989年の都議選で13票の僅差で、公明現職が惜敗したことが忘れられないという。だからこそ「最後まで戦い抜く」と。二人は勝利に向け、きょうも対話に励む。
100人超へ支援依頼した91歳
岐阜・多治見市議選
岐阜県多治見市議選で新人の片山たつみ候補を懸命に応援する戸谷昭子さん。昭和2年生まれの91歳で、公明政治連盟時代からの支持者だ。
24年前に多治見市へ転居。友人をつくろうと老人会のサークルや集まりに通い続けた。そこで知り合ったのが横山みつこさん。
横山さんは耳が遠くて周囲の人の会話が聞こえないため、戸谷さんが筆記して伝えている。横山さんは「ここまでしてくれる人は、めったにいない。本当にありがたい」と話す。人のために尽くす戸谷さんの周りには友が増え、今回、100人以上に支援依頼をした。
約20年前に白内障の手術を受けた戸谷さん。公明党が保険適用を実現させたことから「私たちの生活には、庶民の声を聞いてくれる公明党が欠かせない」と実感し、友人に語っている。「必ず勝たせる」と青年の心意気で拡大に走る。
自転車ヘルメットに感謝
高知市議選
新学年を迎えた生徒たちが安全に自転車通学できるように――。高知市では今月1日から、市立中学校・高校に通学する生徒の自転車用ヘルメットの購入費助成事業がスタート。伊藤ひろゆき高知市議選候補の事務所に、中学生の息子を持つ塩見絵里香さんが駆け付け、感謝の言葉を語った。
塩見さんの長男は一昨年1月、たまたまヘルメットを着用していなかった日に車にはねられて意識不明の重体になったが、奇跡的に回復。これを機にヘルメットの着用を関係者に訴えてきた塩見さんの話を唯一、親身に聞いて3度にわたる定例会質問で実現に導いたのが伊藤候補だった。
塩見さんは「これまで粘り強くまかれてきた種が花となり、実になっていくと信じます」と、伊藤候補に温かなエールを送った。「小さな声を聴く力」が発揮されたエピソードが、大きな反響を呼んでいた。
青年の力で断固勝利を
福岡・久留米市議選
「絶対に負けられない戦い。私たち青年の勢いで断じて勝つぞ!」。福岡県久留米市議選では、公明6候補が大激戦を展開している。各候補の遊説隊は必勝を期して、連日連夜の打ち合わせや遊説コースの確認などに余念がない。このうち、現職の塚本ひろみち候補の遊説隊には、情熱あふれる若い青年らが集う。
約25人の遊説隊員の中で、今回、初めてメンバーになった靏久叡さん(20)は、「候補の魅力を伝える“看板”との思いで支援を呼び掛けている。温かいご声援を送ってくださる皆さまに喜んでもらうために、最後の最後まで走り抜く」と意気込みを語る。
遊説隊長を務める林正徳さん(28)は「公明候補は親しみやすく、地域に根付いた豊富な実績がある。超短期決戦だが、私たちの熱と力で必ず当選させる」と力を込めた。