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コラム「北斗七星」
ようやく暖かくなったと思ったら急に冷え込むなど、春の気候は相変わらず目まぐるしい。通勤電車は遅延続きで、いつにない混み具合。これも春4月の風物詩か。しかし、日は確実に伸びているし、人混みの中にも新社会人らの姿は新鮮に映る。新しい変化への躍動感とでも言おうか◆統一選のさなか、公明新聞にも新入職員が入ってきた。自分の子どもより若い世代から一斉にあいさつされ、悪い気はしない。入社当時を思い浮かべながら約30分間、所属する部について説明する機会を持った◆北斗子が入社した頃、公明新聞は鉛活字による活版制作の時代で、記事は手書き・FAX送信だった。その後、1989年1月1日から、政党機関紙初のCTS(コンピューターによる新聞製作システム)が全面稼働。記事はパソコン入力・送信となり、活字も次第に大きく。昨年1月には電子版を創刊するなど、この30年間は変化の連続だったといえよう◆次の30年、新聞はどう変わっていくのか。新入職員を前にその答えは出なかったが、インターネット社会が進む中、高速大容量通信「5G」の始動などで、これまで以上に変化が求められるのでは◆その変化をプラスに転じるのが“青年力”に違いない。青年と共に公明新聞を一層発展させる「令和」の時代にしていきたい。(史)