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司令塔機能強化後押し
迅速な研究開発などめざす
党部会、感染研を視察
公明党厚生労働部会(部会長=佐藤英道衆院議員)は20日、感染症対策の司令塔機能強化への課題を探るため、国立感染症研究所戸山庁舎(東京都新宿区)を視察した。
司令塔機能の強化に向けて政府は、公明党の提案を受け、同研究所と国立国際医療研究センターを統合した専門家組織の2025年度以降の設置をめざしている。
一行は、ウイルスのゲノム(全遺伝情報)解析室や緊急時対応センターなどを視察した。意見交換では脇田隆字所長が「臨床部門との連携機能を高めることで、検査や診断、治療、予防の迅速な研究開発につながる」と強調。地方衛生研究所や保健所と連携し、感染症研究・対策に関わる人材の育成を強化する重要性も訴えた。
視察後、佐藤部会長は「司令塔機能強化に向けた取り組みを後押ししていく」と述べた。