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故郷再生の最前線基地
福島・大熊町で役場開庁式
浜田副大臣が出席
新庁舎の開庁式でテープカットを行う浜田副大臣(前列右から3人目)=14日 福島・大熊町
浜田昌良復興副大臣(公明党)は14日、安倍晋三首相の視察に同行し、福島県大熊町の役場新庁舎の開庁式に出席した。公明党の伊藤昌夫町議が同席した。
同町は、東京電力福島第1原発事故で全町避難を余儀なくされ、10日に一部地域で避難指示が解除された。新庁舎は5月7日から業務を始める。
式典で渡辺利綱町長は「『ただいま帰りました』。この言葉を言える日が来た。新庁舎は町再生の最前線基地であり、復興を実現する誓いの象徴だ」と述べた。式典後には、町民や町職員を交えた懇談会を開催。6年間に渡り町内で清掃やパトロールを行った「じじい部隊」元隊員の岡田範常さんは「町内全地域の帰還に向けた時間軸を示してもらいたい」と訴えた。
浜田副大臣は「新庁舎が完成したのは感慨深いが、これはあくまでスタートだ。今後もしっかりと支援したい」と話した。