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排水路整え浸水対策
農家の“悩みの種”を解決
公明町・県議が連携
福島・川俣町
農地の浸水対策が進み地域住民と喜び合う山家町議(後列右から2人目)
福島県川俣町の北山入地区を通る県道269号沿い(月舘川俣線)でこのほど、大雨による農地の浸水対策が施され、農家から「これで安心」と喜ばれている。
現場は、町内の農道整備で発生した10万立方メートルもの残土を使用してできた埋め立て地。県道より低い位置にある農業用水路に向かって傾斜面になっている。
同所では台風や集中豪雨のたびに地盤が緩み、至る箇所に亀裂が入ったり、地滑りを起こして土砂が田畑に流れ込んだりする被害が多発。農家からは「水稲や野菜など十分に収穫できない」との苦情が続出していた。この事態に県は、U字溝を整備したが抜本的な改善には至らなかった。
今年7月、地権者の八巻文夫さん(73)は公明党員の佐藤政行さん(72)を介し、山家恵子町議に実情を相談。山家町議は直ちに伊藤達也県議と連携し、その2日後には地元住民らと共に現地を確認した。その後、伊藤県議は県北農林事務所に対し、対応を粘り強く働き掛けていた。
その結果、同8月に約200メートルにわたって地面を掘削し、雨水を誘導する排水路が整備され、越水を防ぐ土のうが積まれた。八巻さんは「長年の地域の課題がわずか1カ月で解決した。公明党のネットワークに感謝です」と語っていた。