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循環型社会の構築へ
リユース家電の生産工場視察
群馬で党推進会議
リユース家電の生産工程を視察する党推進会議の議員ら=29日 群馬・藤岡市
公明党のサーキュラーエコノミー・循環型社会推進会議(議長=若松謙維参院議員)と環境部会(部会長=輿水恵一衆院議員)は29日、群馬県藤岡市にあるヤマダホールディングスの「ヤマダ東日本リユースセンター群馬工場」を訪れ、資源循環型社会の構築に向けたリユース(再利用)家電の生産体制を視察した。
同工場では、東日本を中心に家電量販店「ヤマダデンキ」の店舗で回収した洗濯機と冷蔵庫を点検・分解して洗浄・修理を行い、それぞれ年間4万8000台を再生産する。エアコンやテレビ、電子レンジなどの小型家電と合わせたリユース家電の生産能力は年間15万6000台に上り、完成品は全国にあるグループ会社内のアウトレット店舗で販売されていく。
担当者は「回収された家電の8割以上がリユース家電として市場に循環されていく」と説明。再製品化できない中古家電も、金属や使用可能な部品を抽出するなどして再資源化されると言う。
視察後、若松氏は「限りある資源を生かすリユースの手法が、さまざまな分野で広まっていくよう取り組みを加速させていきたい」と語った。