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コロナワクチン そこが知りたい 追加接種の選択肢拡大
ノババックス製も使用
今月から「mRNA」打てない人向け
新型コロナウイルスワクチンの初回接種(1、2回目)を終えた人を対象に今秋以降実施している1人1回の追加接種で厚生労働省は、8日から米ノババックス製の従来型ワクチンも使えるようにしました。同社製は、B型肝炎ウイルスワクチンなどにも用いられている「組み換えタンパクワクチン」というタイプで、米ファイザー製や米モデルナ製の「mRNAワクチン」を接種できない人の選択肢となります。
対象は、18歳以上で前回の接種から6カ月以上が経過した人。前回のワクチンの種類にかかわらず、無料で1回接種できます。この接種の後に、オミクロン株に対応したファイザー製やモデルナ製の改良型ワクチンを打つことはできません。接種を迷う場合は、かかりつけ医などに相談してください。
ノババックス製の有効性に関して厚労省は「オミクロン株に対する知見は限定的ではあるものの、接種により中和抗体価が上昇したとの報告がある」としています。
公明党は、10月12日に政府への緊急要請で、アレルギーなどでmRNAワクチンを打てない人への対応を検討するよう求めていました。
BA.5対応 モデルナ製も承認
一方、厚労省は11月1日、オミクロン株の派生型「BA.5」に対応したモデルナ製のワクチンを特例承認しました。BA.5対応はファイザー製に続き2種類目。対象は18歳以上で、28日から接種が始まる予定です。