ニュース
議員力高め党勢拡大に挑む
党北海道女性局の活動から
公明党北海道本部女性局(局長=中野渡志穂道議)は、議員力を高めて党勢拡大に挑もうと、全女性議員が広大な天地を駆け巡り、さまざまな活動を展開しています。「防災フォーラム」の開催や街頭演説、視察活動など独自の取り組みを紹介します。
街頭演説
記念月間に実績、政策など訴え
党北海道本部女性局と同青年局合同の「オレンジリボン街頭演説会」=11月6日 札幌市
議員の発信力を高めようと、党同女性局は街頭演説に積極的に取り組んでいます。特に「女性の健康週間(3月)」「ピンクリボン月間(10月)」「オレンジリボン月間(11月)」などの記念週間・月間には、札幌市近郊の女性議員が集まり、党の実績や政策をアピール。このほか、道内各地で女性議員が積極的に街頭演説を展開しています。
女性議員が集まる街頭演説では、参加者全員がマイクをリレーしながら、自身の言葉で実績などを訴えていくスタイルが伝統です。竹内孝代・女性局次長(札幌市議)は「地域実績などを分かりやすく伝えるにはどうしたら良いか、考えながら取り組んでいます」と強調します。
また、各議員が公明新聞を熟読した上で、原稿を個別に作成するなど、訴える中身にも工夫を凝らしています。森山由美子・女性局次長(札幌市議)は「市民の関心が高いテーマについて公明党の考え方も訴えています」と述べています。
斉藤佐知子・江別市議、千葉美幸・小樽市議の両女性局次長も、「回数を重ねるごとに話を聞く人も増えてきました」と手応えを語ります。
今月6日には、札幌市で道青年局と合同の「オレンジリボン街頭演説会」を開催。中野渡局長らは、児童虐待防止へ地域の見守り体制などを強化し、子どもの命を全力で守っていくとの決意などを訴えました。
防災フォーラム
逃げ遅れゼロへ「個別避難」を推進
党北海道本部女性局の主催で開催された「防災フォーラム」=10月23日 苫小牧市
議員にとって大切な政策力を磨くため、党同女性局が力を入れているのは、勉強会や研修会、フォーラムの開催です。全道の女性議員が1カ所に集まりにくい実情を踏まえ、オンラインなども活用し、幅広いテーマで実施してきました。
特に、10月23日には、苫小牧市で「防災フォーラム」を盛大に開催。古屋範子女性委員長(副代表)のほか、中野渡局長、大西厚子・苫小牧市議、建部和代・新ひだか町議、長谷川かおり・白老町議が参加し、女性党員ら約80人が集いました。
会合では、4年前に発生した北海道胆振東部地震の被災3町(厚真町、むかわ町、安平町)の各町長が、復旧・復興に向けた取り組みを報告しました。
古屋委員長は、公明党の女性議員が中心となり、災害時に高齢者らを迅速に避難させる「個別避難計画」の策定を各地で推進していると強調。「防災・減災のインフラ整備を進めるとともに、住民の逃げ遅れゼロへ、きめ細かな支援に全力を挙げます」と訴えました。
また、地方の防災会議に女性委員の登用を進め、女性の視点から、段ボールベッドの備蓄や着替えスペースの確保などの実績を積み上げてきたと紹介し、「女性や高齢者、障がい者ら生活弱者の命を守り抜きます」と力説しました。
終了後、中野渡局長は「今回のフォーラムを機に、全女性議員が一丸となって防災・減災対策をさらに進めます」と語りました。
視察・調査
「現場」歩き議会質問に生かす
現場の声を議会質問などに生かし、政策実現につなげようと、党同女性局は、視察活動やウイメンズトークの開催にも力を入れています。
古屋委員長、中野渡局長らは10月23日、白老町にあるアイヌ文化の復興・発展の拠点施設「ウポポイ(民族共生象徴空間)」を視察し、佐々木史郎館長らと意見交換しました。
また、中野渡局長と阿部裕美子、遠藤典子の両石狩市議はこのほど、札幌市内にある北海道介護ロボット普及推進センターを訪問し、道社会福祉協議会などが行う介護ロボに関する事業について学びました【写真】。
一方、党同女性局は先ごろ、新ひだか町内でウイメンズトークを開催し、経済的理由などで生理用品が購入できない「生理の貧困」をめぐり、「国際ソロプチミスト静内」の原昭子会長らと懇談しました。