ニュース
(参院選挙制度)改革協議会で議論早く
「1票の格差」是正へ合意を
山口代表が力説
公明党の山口那津男代表は11日午前、国会内で開かれた党参院議員総会であいさつし、参院選の「1票の格差」是正策などを議論する「参院改革協議会」が設置されたことに触れ、参院選挙制度改革へ「各党・各会派が早く合意をつくることが次の選挙、司法の判断に耐え得る道につながる」と力説した。
この中で山口代表は、7月の参院選の1票の格差を巡る司法判断で「違憲」判決が示されたことについて「国会が合理的期間内に結論を出さなかった点で国会の裁量を逸脱しているとの指摘だ。参院の姿勢が問われていることを重く受け止めなければならない」との認識を示した。
その上で、現行の参院選挙制度について「定数と都道府県(単位)の枠組みでは、投票価値の平等を実現することは困難というのが司法判断の根底にある」と指摘。参院選挙制度改革に向けた議論では「技法的に合区を設けたり、都道府県にこだわること自体が限界を迎えている。定数が動かせないとすれば、そうした視点で議論を深めることが重要だ」と語った。