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2022年11月12日

政府、コロナ第8波に備え「対策強化宣言」を創設

拡大時に知事が発出
大人数会食など控えるよう要請

政府は11日、新型コロナウイルス感染症対策分科会を開いた。感染「第8波」対策として、今夏の第7波と同じか、それを上回る状況では知事が「対策強化宣言」を出し、大人数での会食や大規模イベント参加など、感染リスクの高い行動を控えるよう要請できるようにする。営業時間短縮などはせず、感染対策と経済活動の両立を図る考えだ。

■医療逼迫レベルでより強力な対応も

冬にかけて、新型コロナと季節性インフルエンザの同時流行も懸念される。政府は感染拡大への新たな対策として、感染レベルをこれまでの5段階からレベル1~4の4段階に見直す。

新型コロナの変異などにより、想定を超える膨大な数の感染者が発生し、医療全体が逼迫するレベル4では、出勤の大幅抑制など強い感染対策を求める。

第8波への対応を巡っては、10日に岸田文雄首相が、政府分科会の尾身茂会長らと首相官邸で協議した。終了後、尾身氏は記者団に「地域でスピードの差はあるが、新しい波に入りつつあると言っていい」との認識を示した。

一方、後藤茂之経済再生担当相は11日の閣議後記者会見で、基本的な感染対策を呼び掛けるとともに、今後の対応に関して「新たな行動制限は行わず、高齢者などを守ることに重点を置くことを基本的考え方とする」と述べた。

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