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平和構築へ力合わせて
スペハー国連事務次長補と会談
山口代表ら
スペハー国連事務次長補(中央)の表敬を受ける山口代表(左隣)ら=10日 衆院第1議員会館
公明党の山口那津男代表は10日、衆院第1議員会館で、国連で紛争後の平和構築を担当するエリザベス・スペハー事務次長補の表敬を受け、意見を交わした。
席上、山口代表は「平和構築の仕事は、紛争後間もない脆弱な国の環境を安定的にするために極めて重要だ」と強調。来年から日本が国連安全保障理事会の非常任理事国になることも踏まえ「これまでの経験を土台に、平和構築の新たなあり方を共に力を合わせて進めていきたい」と語った。
スペハー氏は「世界で発生している紛争の数が1945年以来、最多になった」と指摘。ウクライナ情勢に伴う物価高が「コロナ禍で困難な状況にある紛争下の人々に、さらなる困難をもたらしている」と述べ、人間の安全保障を重視する日本の貢献に期待を寄せた。