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コラム「北斗七星」
今日は語呂合わせで「いい歯の日」。日本歯科医師会が定めた。同会と国が推進する「8020運動」は「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」というものだ◆歯を失う2大原因はむし歯と歯周病だ。防ぐには、日頃の手入れとかかりつけ歯科医での定期的チェックが欠かせない◆日本歯周病学会・日本臨床歯周病学会著『続・日本人はこうして歯を失っていく』(朝日新聞出版)によれば、良い歯科医の条件は①必要な検査(歯周ポケットの深さなど)をし、治療計画を丁寧に説明②手鏡を持たせる(ブラッシング指導で磨き残しをチェック)③熱心な歯科衛生士がいる――など。以前、この通りの歯科医院に出合い、安心した。行くのが苦でなくなった◆心身の健康を保つにも、良いかかりつけ医が必要だ。その定義が厚生労働省のウェブサイトにある。「健康に関することを何でも相談できる」「最新の医療情報を熟知」「身近で頼りになる」などだ◆何でも相談でき、情報を教えてくれ、身近で頼りになる――良いかかりつけ医は公明党の地方議員に似ている。道路の凸凹から国の制度まで、小さな声を聴き、具合の悪いところを直す。安心の暮らしに欠かせない存在だ。(直)