公明党トップ / ニュース / p263928

ニュース

2022年11月5日

コラム「北斗七星」

携帯電話をスマートフォンに変えるかどうか迷う高齢の方に会った。「操作が複雑そうで自信がない」と◆スマホの代名詞ともいえるアップル社の「アイフォン」が登場したのは15年前。発表会でスティーブ・ジョブズ氏は「賢くて、ものすごく使いやすい電話を再発明した」と紹介した◆スマホは進化し、高齢者や障がい者のアクセシビリティー(利用しやすさ)も向上。画面読み上げ、音声の文字変換、動画への字幕付けなども可能に。今後、人工知能の活用で一層便利になろう◆スマホなどデジタル機器は、人間をサポートする道具。本来は高齢者こそ恩恵が多いはずだが、使い始めの“壁”が高い人もいる。80歳を過ぎてスマホのアプリを開発し「世界最高齢プログラマー」と呼ばれる若宮正子さんは「指南してくれる、家族や友人の存在が欠かせない。地域に『お助けマン』のような方がおられるとよい」と語る(『独学のススメ』から)◆政府は高齢者らに操作を教える「デジタル推進委員」の任命を進めているが、とりあえず身近な人に「ちょっと教えて」と声を掛けてみるのもいい。若宮さん流に言えば“失敗したっていい、分かる人に手伝ってもらえばいい”のだから。(光)

公明新聞のお申し込み

公明新聞は、激しく移り変わる社会・政治の動きを的確にとらえ、読者の目線でわかりやすく伝えてまいります。

定期購読はこちらから

ソーシャルメディア