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コラム「北斗七星」
インターネットで吉野山のダイナミックな桜景色を眺めながら、同山での花見にまつわる逸話を持つ豊臣秀吉のことを思った。花見は1594年のことで、すでに秀吉は絶頂の勢力を誇っていた◆その7年前、秀吉は九州の島津討伐に向け大軍を率いて大坂城を出発する。1587年のきょうだ。先の花見やこの九州征伐など、天下人の流れに秀吉を乗せた出来事がさらに5年前の中国大返しである◆本能寺の変によって主君織田信長の横死を知った秀吉が、敵の毛利との講和を速やかに取りまとめ、信長の仇を討つため京に向け全軍を取って返した約10日間の軍団大移動。日本史上屈指の大強行軍として今も語り継がれる◆秀吉を後に天下人として押し上げていくことになった中国大返しは「先んずれば人を制す」を見事に具現化した行動といえる。勢いとは不思議なものだ。私たちも前半戦の勢いをさらに増して後半戦に挑みたい◆市区議選は14日(日)、町村議選は16日(火)に告示される。投票日はともに21日(日)。短期決戦である。投票者のうち6割近くが告示日までに投票先を決めているとの調査がある◆期日前投票も増える傾向にあり、有権者の投票先を決定する時期は早まっているといわれる。<春風や闘志いだきて丘に立つ>。高浜虚子の代表作だ。(六)









