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2022年10月22日

コロナワクチン そこが知りたい

BA.1対応型とBA.5対応型 
共に従来型上回る効果 
政府「接種、早く打てる方で」

新型コロナウイルスのオミクロン株に対応した改良型ワクチンの接種で13日から、派生型「BA.5」にも対応した米ファイザー社製のワクチンが導入されました。既に9月20日から「BA.1」対応型の接種が始まっていますが、各自治体での改良型の接種はどうなるのでしょうか。

今回追加されたワクチンは、中国・武漢由来の株とオミクロン株「BA.5」「BA.4」に対応する「2価ワクチン」です。初回接種(1、2回目)を終えた12歳以上の全ての人が対象となります。これまで最終接種から5カ月以上としていた接種間隔は、21日から「3カ月以上」に短縮されました。

■両型の使用具合、各自治体が判断

改良型の接種では、BA.1対応型とBA.5対応型のどちらかを1回接種します。接種会場でどちらを使用するかは、自治体の判断に委ねられています。両ワクチンを用意して予約時に選択できるようにしたり、BA.1対応型を優先したりしている場合があります。詳細は自治体のホームページなどで確認してください。

BA.1対応型とBA.5対応型の効果の違いについては、大きな差がないことが専門家からも示されており、どちらを打っても、オミクロン株に対して従来の1価ワクチンを上回る効果と、今後の変異株にも有効である可能性が期待されています。

■冬の流行に備え年内完了めざす

厚生労働省は11月下旬にかけて、オミクロン株対応の改良型ワクチンを自治体に計9908万回分(BA.5対応型が約63%)配送する予定です。

過去2年間、年末年始に流行の波が起きたことも踏まえ、政府は年内に希望者への接種完了をめざす方針を示しており、BA.1対応型かBA.5対応型のうち「早く打てるワクチンで1回接種を」と呼び掛けています。

このほか、初回接種に使用している従来型ワクチンは国からの供給が年内に終了する予定だとして、一度もワクチンを打ったことがない人に接種の検討を促しています。

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