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おくやみコーナー設置
書類作成の負担と時間削減
静岡・三島市
おくやみコーナーの説明を受ける(右から)村田市議、鈴木さん、鈴木文子市議
静岡県三島市はこのほど、家族が亡くなった後に遺族が行う手続きを1カ所でできる「おくやみコーナー」を市民課窓口に設置した。
利用するには3日前に電話かインターネットで予約する。その際に亡くなった人の名前、住所、生年月日などを口頭で伝えるか、フォームに入力することで手続きに関する書類に情報が記載され、来庁時に手書きで記入する負担が軽減される。1日3組まで利用できる。
市によると、これまで半日かかっていた手続きが、平均30分ほどで終わるという。
開設のきっかけは、公明党支持者の鈴木恵美子さんの要望。友人から「手続きが大変だった」との苦労を聞いていた鈴木さんは、地元紙でおくやみコーナーについての記事を読み、村田耕一市議に設置を求めていた。村田市議は2019年2月定例会で、同コーナーの設置を要望していた。
鈴木さんは「時間が短縮されて便利になった。実現してくれてありがたい」と喜んでいる。