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2022年10月14日

コラム「北斗七星」

今も“続編を見たいテレビドラマ”として名前が挙がることが多い「半沢直樹」。二つの都市銀行が合併したメガバンクを舞台にした人間模様を描く、池井戸潤氏の複数の小説が原作だ。その一つ、「銀翼のイカロス」に、こんな場面がある◆合併前の不適切な融資が発覚し、頭取が辞任を決断。出身ではない銀行での過ちだったが、「過去のこととして片付けるわけにはいかん。そして、誰かが、責任を取る必要がある」とけじめをつけた◆読んでいて、ふっと日本共産党のことを想起した。同党は1950年代、党の方針として暴力革命への武装闘争路線を進め、警察官殺害などで日本社会を震撼させたのに、“分派がやった”と党幹部を先頭に責任逃れ。「『暴力革命』という方針を党の正式な方針としたことはただの一度もない」などと開き直り続けている◆志位和夫委員長は先月の党創立100周年記念講演でも、暴力革命の方針を示した「51年綱領」が党綱領として存在しなかったかのように事実をねじ曲げ、蛮行の責任を“分派”に転嫁した◆「嘘は雪玉のようなもので、長いあいだ転がせば転がすほど大きくなる」(ルター)。けじめから逃げたことで、党史改ざんのため、嘘は果てしなく続く。(之)

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