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JR只見線が全線再開
観光、地方創生の模範路線に
斉藤国交相が式典に出席
「只見線全線運転再開記念式典」に出席した斉藤国交相(前列左端)ら=1日 福島・只見町
斉藤鉄夫国土交通相(公明党)は1日、福島県只見町の町立只見小学校で開かれた「只見線全線運転再開記念式典」に出席した。公明党の若松謙維参院議員が同席した。
JR只見線は2011年7月の新潟・福島豪雨による鉄橋の流出などで一部区間が長期運休。代行バスを運行していた会津川口駅(福島県金山町)―只見駅(同県只見町)間27.6キロが復旧し、11年ぶりに会津若松駅(同県会津若松市)―小出駅(新潟県魚沼市)間の全線135.2キロで運転が再開された。
式典では内堀雅雄・福島県知事が「沿線の生活、観光、教育を支える路線として維持管理に努める」とあいさつ。JR東日本の深沢祐二代表取締役社長が「安全安心の運行に努め、地元の期待に応えたい」と述べた。
斉藤国交相は「地域の熱意で鉄道軌道整備法が改正され、全線復旧につながった」と強調。「“地方創生路線”の先進事例として全国の模範となるよう、国交省としても応援したい」と期待を寄せた。
式典には、押部源二郎・金山町長、渡部勇夫・只見町長らが登壇した。