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「大衆の声」政策に反映
電気代軽減などで物価高から生活守る
賃上げ実現、少子化対策もリード
高木陽介新政調会長に聞く
25日の第14回公明党全国大会で政務調査会長に就任した高木陽介氏に、今後の政策立案や重要政策課題への対応など新任の抱負を聞きました。
――新任の抱負を。
高木陽介政調会長 物価・エネルギー価格の高騰や新型コロナウイルス感染症、ウクライナ情勢など内外の諸課題が山積する中、公明党は与党の中軸となって課題の解決に取り組んでいかなければなりません。
公明党は何のためにできたのか。それは、現場で一生懸命に生きている庶民、大衆の思いをしっかりと受け止め、政治に反映するためです。その原点を絶対に忘れず、「大衆とともに」の立党精神を命に刻みながら、政策実現をめざしていく決意です。
――公明党の政策の特色について。
高木 公明党の強みは、現場の小さな声を的確にキャッチできる全国の議員のネットワークです。そして、国政で与党として約20年、日本を背負うとの気概で政策を実現してきた経験があることです。今回の党大会では「安心と希望の『絆社会』2040ビジョン」(仮称)を策定することが発表されました。公明党がまさに「日本の柱」として、この国のめざすべき姿を堂々と打ち出すものです。
公明党の政策は、こうした全体観を持ちながら、きめ細かく一人一人に光を当てる――この両方を兼ね備えています。これを実現できるのは公明党しかありません。
――まず取り組む政策課題は。
高木 やはり物価高対策です。政府が10月中にも策定する総合経済対策に向け、党政調として、もう一度現場の声を吸い上げながら政府に提言していきたい。特に、燃料の高騰を受けて高止まりする電気代への対応が喫緊の課題です。電気代を引き下げるような大胆な政策を政府に求めていきたいと考えています。
――今後の重要政策については。
高木 「新しい成長と分配の好循環」を成し遂げるため、中小企業にしっかりと光を当てて人への投資を強化し、持続的な賃上げを実現します。少子化対策では「子育て応援トータルプラン」の策定に全党を挙げて取り組みます。防災・減災対策も推進します。
来年は統一地方選です。「公明党を応援して良かった!」と党員、支持者の皆さまに自信と誇りを持っていただけるよう、政策実現に全力を尽くしてまいります。
【略歴】党東京都本部代表。党国会対策委員長、同選挙対策委員長など歴任。元経済産業・内閣府副大臣。衆院当選9回。創価大学卒。62歳。