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2022年9月23日

コラム「北斗七星」

「どうしても円熟という言葉で現さねばならぬものがある」。評論家の小林秀雄は随筆『還暦』(『考えるヒント』所収)の中で書いている。「円熟するには、絶対に忍耐が要る」と◆円熟は空想や自負にではなく「固く肉体という地盤に根を下している」のであって、何かが熟してくるには時間がかかる。その「忍耐を追放して了えば、能率や革新を言うプロパガンダやスローガンが残るだけである」とも。あらゆる分野に通じる見識だろう◆13日付本紙に「『大衆とともに』60年に寄せて」と題した、太田昭宏、井上義久の両常任顧問の手記が掲載された。公明党が苦境にある時も、党を支え、前へ推し進めてきた先輩の言葉は重い◆「現場で直接、肌で課題を感じていく」「そこに『大衆とともに』のセンサーが起動する」(太田氏)。「現場に入って『衆望』、本当の大衆の気持ちをつかみ切れているのか」を問う「不断の作業こそがポピュリズム(大衆迎合主義)と一線を画す要」(井上氏)。いずれも大衆という地盤に根差すことの大切さを教えてくれる◆公明党は25日の全国大会で、2年後の「結党60年」へ向けて出発する。円熟には早い。忍耐強く前進するのみだ。(中)

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