ニュース
通学路対策、公明党だけ動いた
香川・まんのう町
路面表示を確認して喜び合う(右から)川西町議と、森末さん、片山さん、岩嶋さん
「動いてくれたのは公明党だけです」――。安堵の表情を浮かべながら、香川県まんのう町の森末シゲ子さんは、こう語る。同町吉野下を通る県道4号にこのほど、通学路の安全対策として自動車の減速を促す「交差点注意」の路面表示が3カ所に施された。
森末さんは、町立満濃南小学校の通学路で児童の安全に心を砕く見守り隊の一員。現地の近くに信号や横断歩道がないため、児童は交差点で車が来ていないことを確認してから道路を横断しているが、スピードを出して走行する車が多く、事故の発生を心配していた。
「安全対策をお願いしようにも、誰に頼んだらいいか分からない」。森末さんは何人かの町議へ相談を持ち掛けたが、積極的な反応は得られなかったという。
思いあぐねていたとき、日頃から付き合いのある公明党員の片山純子さんと岩嶋仁子さんが訪ねてきたため、森末さんはその場で状況を相談。片山さんと岩嶋さんはすぐさま、公明党の川西米希子町議に声をつないだ。実情を知った川西町議が都築信行県議と連携し、関係当局に対応を要請した結果、今回の工事が実現する運びとなった。
4人は早速、現地を確認。「悩んでいる声を丁寧に聴いて、動いてくれてありがたい。皆さんのおかげです」。いつも子どもたちを優しく見守る森末さんの瞳が、ひときわ輝いていた。