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統一地方選の勝利へ総力
議員ネットワークの基盤強く
記者会見で山口代表
公明党の山口那津男代表は6日午前、衆院第2議員会館で記者会見し、公明党の地方議員約半数が改選となる来年の統一地方選について「公明党の議員ネットワークの要、基盤を形成するものであり、極めて重視している。これからの地方選に党として全力を挙げて臨んでいく」と力説した。
この中で山口代表は、各地で行われた党夏季議員研修会について、全ての日程を終え「大いに立党精神の原点を学ぶ重要な機会になった」と総括。「研修会で学んだことをベースに、これからの統一外地方選に臨む」と強調した。
現下の物価高への対応では、10月以降の輸入小麦の政府売り渡し価格などに対し「予備費を生かして必要な対応を講じるのが当面、重要だ」と指摘。その上で「今月以降に予定される食品などの値上げが国民生活に与える影響を見極めた上で、予備費とは別の新たな措置が必要か検討することが大切だ」と述べた。
政府が6日に発表した新型コロナウイルスに感染した発症者の療養期間短縮では、社会経済活動と感染防止の両立を図るための措置との認識を表明。主流のオミクロン株の特性を分析した上で、政府が両立へのさらなる対応を国民に示すよう求めた。
安倍晋三元首相の国葬に要する経費の概算を政府が公表したことに関しては「外国から要人が多数参列し、銃撃で命を落とした元首相の国葬に対する特別な警備体制には費用がかかる。国会審議で首相が丁寧に分かりやすい説明を尽くしてもらいたい」と求めた。
ロシア政府が日本人と北方領土住民の「ビザなし交流」に関する合意を一方的に破棄したことに対しては、遺憾の意を表明。こうした取り組みは「人道的な配慮に基づく点が多く、特別な配慮が必要だ」と指摘した。