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コラム「北斗七星」
この先も「革命」という“夢”を追う宣言なのか。共産党は8月23日付の文書で、自らが「社会主義・共産主義社会を築くことを目標」に「日本社会の根本的変革をめざす革命政党」だと強調した◆野党連合政権への展望が開けず、識者らから「共産主義からの抜本的な路線転換が避けられない」などと指摘されていることが気になるようだ◆一方、立憲民主党は、共産と政権合意まで結んだ衆院選での敗北を受け、先の参院選では共闘を一部にとどめたが、同26日発足の新執行部は共産との連携を進めそうだという。岡田克也幹事長が「旧民進党代表時代に共産などとの『野党共闘』を主導」(毎日)した経緯などから「共産党との共闘という『いつか来た道』への回帰を予感させる人事」(産経)と報じられた◆すでに、報道陣を前に政府担当者を問い質す会合を共産と開いている。だが、共産を忌避する日本維新の会や国民民主党は不参加。立憲内からも「やり過ぎれば『役人いじめ』と批判されるだけでなく、また『立憲共産党』の構図になる」との懸念の声が◆結局、野党共闘の最大の障害は共産であることは変わらない。この党が「革命政党」である限り、野党連合政権は“幻”か。(夫)