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コラム「北斗七星」
ロシアのウクライナ侵略開始から半年が経過し、ロシア軍が撤退した地域では、地雷や不発弾の被害に遭う人が後を絶たず、生活再建の妨げとなっているようだ◆国際NGO「難民を助ける会」の長有紀枝会長は、対人地雷やクラスター弾の不発弾などで7月中旬までに、分かっているだけでも一般市民71人が死亡し98人が負傷した、とNHK番組で伝えていた◆対人地雷は残存性が高く、兵士、民間人を区別しない無差別性、けがの残虐性などから「悪魔の兵器」と呼ばれる。クラスター弾は親爆弾から多数の子爆弾が広く散らばり、不発弾は“第2の地雷”となる。ともに非人道的で極めて厄介な存在だ◆爆発物で汚染されたウクライナの土地は30万平方キロ(日本の国土の5分の4)に及ぶという。「助ける会」は今月から、英国のNGOと協力して首都キーウ周辺で除去作業チームを稼働させる、と長氏。有意義な活動である◆日本政府もウクライナ人道支援の強化を求める公明党の要請を受け、地雷・不発弾の処理などに450万ドルを拠出する。長年、日本の地雷除去支援や対人地雷、クラスター弾の廃絶をリードしてきた公明党としては、この分野でもウクライナを支えていきたい。(中)









