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コラム「北斗七星」
「質疑応答の在り方とは、対話を通して何度も考えをやりとりすることだ」とは、東京大学大学院の古田徹也准教授の言葉だ(月刊『公明』9月号)◆先日、兵庫県尼崎市のユースカウンシル(若者会議)事業を取材した際、校則の見直しを訴える男子中学生と行政側との質疑応答を聞きながら、対話の重要性を改めて感じた◆彼は「女子の三つ編みが禁止されているが、禁止の理由を先生に聞いても『ルールだから』の回答。それは回答になっていないと思います」と発言。これに対し、教育長は校則が定める禁止事項について理由を丁寧に説明するよう、ガイドラインを作り各学校に求めていく考えを明言。その上で、彼が通う学校側との話では「今は三つ編み禁止の校則をなくしたと聞いている」と答えた◆その瞬間、会場がざわついた。彼は「僕の確認不足かもしれませんが、現在も生徒手帳には禁止が明記されています」と冷静に主張を重ねた。対立を好むのではなく、認識の違いを確かめ、課題解決に迫る丁寧なやりとりに好感を持った◆丁寧な議論が必要なのは、政治の世界も同じだ。どんな立派な政策も、説明や質疑応答の努力を惜しんだら、理解も納得も得られないだろう。(鷲)









