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2022年8月9日

「自宅のような安心感」

ウクライナ避難民支援 
東京・目黒区

(左から)ロマンさん、アンナさんから生活の様子を聞く斉藤(中央)、小林(右隣)両都議ら

「部屋や家具を自分の家のように使わせてもらえるので、ホテルとは比べものにならないくらいの安心感がある」。6月、東京都目黒区の都営住宅に入居したウクライナ避難民のロマン・シドヴォロシィさん(32)、アンナ・ダニロワさん(33)夫妻は、都議会公明党の斉藤泰宏、小林健二の両都議との懇談の席上、こう語った。

ロシアによる侵略が始まった当初、ウクライナ東部のハリコフに居住していた夫妻は、砲弾を免れようと同国西部の親戚宅に避難。夫のロマンさんは、しばらく同国へ残る必要があったが、戦火が拡大したため、妻のアンナさんは日本人の知人を頼り、4歳の息子と2人で来日した。

職場に近い都営住宅に入居
相談受けた公明都議が尽力

アンナさんは知人の紹介で目黒区のバレエ教室が勤務先に決まっており、慣れない日本で生活しやすいよう、目黒区周辺での住まいや保育園を望んでいた。知人宅やホテルに滞在しながら、民間が無償提供しているアパートを探したが、場所や間取りのニーズに一致する物件が見つからなかった。都営住宅も無償提供されていたものの、一部地域に限定されており、目黒区内で提供を受けることは難しい状況だった。

こうした実情を聞いた斉藤都議が避難民の生活状況に応じて地域を拡充するよう都に交渉した結果、今回の都営住宅が提供され、保育園も同区内に決まった。

現在はロマンさんも来日。夫妻は「息子も楽しく保育園に通い、新しい日本語を毎日覚えて帰って来る」とほほ笑む。ロマンさんは今後について「子どもバイオリンオーケストラを作りたい。日本人は勤勉なので、うまくいくはず」と話した。

斉藤、小林両都議は「何かできることがあれば力になります」と夫妻に語り掛け、平和構築に全力を尽くすと約束した。

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