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2022年8月11日

第2次岸田改造内閣が発足

コロナ対策など迅速に 
公明から斉藤国交相が再任

岸田改造内閣の発足に先立ち、岸田首相(中央)との会談に臨む山口代表(同左)と石井幹事長(左端)=10日 首相官邸

第2次岸田改造内閣は10日、皇居での認証式を経て発足した。これに先立ち岸田文雄首相(自民党総裁)と公明党の山口那津男代表は首相官邸で会談した。岸田首相は、内閣改造を行う理由について、新型コロナウイルスやウクライナ情勢、物価高など「国として大きな難局に直面している。それに立ち向かう新たな体制を早く整え、しっかり臨んでいく」と力説。山口代表は「自公連立政権合意に基づき、改造内閣をしっかり支え、共に力を合わせて難局を乗り越えたい」と応じた。

自公党首会談後、岸田首相は組閣に着手し、公明党からは斉藤鉄夫国土交通相が再任した。

今回の内閣改造では、主要閣僚を続投させて骨格を維持した上で、懸案を抱えたポストに経験者を配置するなど安定性を重視した。その一方で、全19閣僚のうち14人を入れ替え、刷新感も演出した。

新型コロナウイルス対策の陣頭指揮を執る厚生労働相に、3回目となる加藤勝信前官房長官を起用。台湾情勢の緊迫化などを踏まえた防衛力強化を具体化する防衛相は、浜田靖一元防衛相の再登板となった。

昨年の党総裁選で争った河野太郎元外相をデジタル相、高市早苗前政調会長を経済安全保障担当相に起用。エネルギー高騰対策や原発政策などを担う経済産業相に充てた西村康稔前経済再生担当相も含め、5人が再入閣した。

政権の要となる松野博一官房長官や林芳正外相、鈴木俊一財務相は再任した。

初入閣の9人のうち、少子化担当相には小倉将信衆院議員が当選4回で抜てきされた。女性は2人。副大臣・政務官人事は12日に行う方針だ。

10日夕、岸田首相は首相官邸で記者会見し、今回の内閣改造について「骨格を維持しながら、有事に対応する『政策断行内閣』として、経験と実力を兼ね備えた閣僚を起用した」と述べた。

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