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リンゴ園や住宅に被害
青森、秋田 記録的大雨が再び
若松氏ら緊急調査
河川氾濫によるリンゴ園地の被害状況を聴く若松氏(左から3人目)ら=11日 青森・弘前市
前線が停滞する影響で青森、秋田の両県は断続的に記録的な大雨に見舞われ、住宅や農地の浸水・冠水被害が相次いでいる。今月3日からの大雨で被害があったばかり。
公明党の若松謙維参院議員は11日、青森県津軽地方に急行し、伊吹信一県代表(県議)らと緊急調査を行った。弘前市では岩木川水系の河川氾濫で冠水したリンゴ園地を視察。市農林部の中田善大部長は「水に漬かった果実の疫病や流入した土砂でリンゴ樹が傷み、大きな被害が予想される」と説明した。
次いで、若松氏らは中村川の氾濫で住宅約450棟が浸水した鰺ケ沢町を訪れ、片付けに追われる住民を見舞った。古川ツナさん(72)は「川の氾濫に恐怖を感じた。いつまで続くのか不安だ」と話した。また、平田衛町長から激甚災害指定の要望を受けた後、深浦町、黒石市を視察した。
若松氏は「前線の停滞が続く北東北の各県本部と連携を密にし、警戒に当たる。被害の全容把握と一日も早い復旧に総力を挙げたい」と述べた。