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2022年8月3日

新型コロナ 一連の手続きネットで完了

20代対象 発熱外来通さず陽性登録
東京都

新型コロナの感染急拡大を受け、東京都は3日、自宅での検査結果を基にインターネット上で陽性登録できる仕組みを開始する。発熱などの症状がある20代を対象にした抗原検査キットの無料配送を活用し、検査キットの申請から保健所への陽性登録までの一連の手続きを全てオンラインで完結できるようにした。

■検査キット配送、公明の緊急要望実現

都議会公明党(東村邦浩幹事長)は先月20日の小池百合子知事に対する緊急要望の中で、抗原検査キットを活用したオンラインによる陽性登録の仕組みを提案していた。

都内では患者の急増で発熱外来の電話回線や予約が混雑し、患者が受診可能な発熱外来を探し回るケースが出ている。こうした状況を改善し、高齢者や基礎疾患のある人など重症化リスクが高く、本来、医療支援を必要とする人が早期に医療支援を受けられる体制につなげたい考えだ。

検査キットはウェブサイトで申し込め、午前中にすれば翌日に届くという。陽性が判明した患者は、新設した「陽性者登録センター」のウェブサイトを通じ、症状や基礎疾患の有無とともに、陽性の判定が出た検査キットなどの写真を提出する。申請内容を確認した同センターの医師が患者にメールで確定診断し、保健所への発生届も提出する。

患者は自宅療養となり、自宅療養サポートセンターを通じた健康観察を受けられる。医師が必要と判断した場合は、発熱外来への受診を促す。

まずは重症化リスクが低いとされる20代を対象に仕組みが導入されるが、今後は順次、他の年代にも拡大していく予定。

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