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政権運営に強固な基盤
賃上げ、子育て支援を充実
記者会見で山口代表
公明党の山口那津男代表は11日未明、東京都新宿区の党本部で、参院選の大勢判明を受けて記者会見し、大要次のような見解を述べた。
一、選挙戦では、猛暑に見舞われ、最終盤に安倍晋三元首相が銃弾に倒れて死去する事態も起きた。そうした中、党員、支持者の方々など、ご支援頂いた全ての皆さまに感謝申し上げます。
一、(7選挙区で全員当選を勝ち取った要因について)選挙戦では、物価高への具体的な対応など関心が高いポイントを訴えた。賃金上昇という未来への展望を語り、全世代型社会保障の強化、特に子育て支援の具体的な内容を訴えたことが浸透したと思っている。
一、(自民党との選挙協力について)選挙区で公明候補が接戦を制して全員当選できたことは、自民党から推薦を頂いた結果だ。公明党が推薦を出した自民党候補も着実に当選している。これも選挙協力の実績だと評価している。
一、(自公両党の獲得議席について)改選議席の過半数を大きく上回る議席を確保できたことは、参院の議会運営に強固な基盤を頂いたことになる。数の力で押し切るよりも「理性の府」にふさわしい参院の議会運営をしていくことが国民の安心につながる。
一、(自民党単独で改選議席の過半数を確保することについて)選挙協力を行った上での自公の議席だ。参院に占める公明党の議席の重みもある。自公の持ち味の違いによって国民の多様な声を受け止める力が連立政権に備わり、それは政策に反映されている。このことは、自民党も十分に理解していると思う。