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今国会成立に万全期す
児童虐待防止で改正案決定
山口代表 幅広い合意形成へ努力
記者会見で見解を述べる山口代表=19日 国会内
公明党の山口那津男代表は19日午前、国会内で記者会見し、政府が同日の閣議で決定した児童虐待防止対策を強化するための児童福祉法等改正案について、「悲惨な児童虐待が二度と起きないよう与野党の幅広い合意形成に努力し、法案を今国会中に成立させたい」と強調した。
山口代表は、改正案について、東京都目黒区や千葉県野田市で起きた児童虐待事件を受け、さらなる対策強化を求める公明党の提言が法案に盛り込まれたと報告。また、同日の関係閣僚会議でも児童虐待の抜本的強化策として、児童相談所と警察の連携強化へ財政支援の拡充が示されたことから、「予算の拡充を推進していきたい」と語った。
一方、今年10月の消費税率引き上げへの対策として発行されるプレミアム付き商品券の制度が固まったことには、今後の自治体の発行手続きなどを踏まえ、「政府が先々の見通しをはっきり固め、自治体の実務的な対応が過不足なく行えるようにしたことは重要だ」と指摘。その上で、商品券の発行で駆け込み需要と、その反動減を抑える効果を期待したいと述べた。