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【主張】ボイス・アクション 公明、若者の声を首相に届ける
公明党青年委員会は8日、岸田文雄首相に対し、政策アンケート「VOICE ACTION(ボイス・アクション=VA)2022」を基にした青年政策の提言を申し入れた。
岸田首相は「しっかりと受け止める」と応じた。次代を担う若者の声を国の施策に反映してもらいたい。
2016年、19年、21年に続き4回目となる今回のVAは、4月1日から5月8日にかけて、青年党員らを中心とした街頭調査やインターネットの特設サイトを通じて行われた。
アンケート項目として▽命と暮らしの安心保障を全ての人に▽個人の幸福が感じられる経済成長や働き方に▽“ありのまま”が輝く多様な社会に▽“地球の未来”を守る日本に▽“あなた”の声が届く政治や行政に――の五つのビジョンを掲げ、公明党がめざす政策の方向性も示した。
この五つのビジョンの中から“イイネ!”と思うものを複数回答可で選んでもらい、計23万4054の答えを得た。さらに、特設サイトに寄せられた声や学生とのオンライン懇談会で得た意見なども踏まえ、五つのビジョンを実現するための政策をまとめたのが今回の提言である。
具体的な政策として「医療や教育などの無償化拡大」「非正規雇用の処遇改善」「LGBT(性的少数者)への理解増進法の制定」「核兵器廃絶の推進」「インターネット投票の検討」などを要請した。
VAは、「青年の党」を掲げる公明党ならではの取り組みである。これまでもVAを通じて若者の声を政治に届け、不妊治療の負担軽減、幼児教育無償化、携帯電話料金の引き下げなど、数多くの政策を実現してきた。
日本若者協議会の室橋祐貴代表理事はVAについて、他党の取り組みと比較した上で「実効性の観点だけではなく、継続性の観点からも高く評価している」(月刊「公明」6月号)と論評している。
若者の声を、政治を動かす力にできるのは、公明党のほかにない。