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多彩な活動で信頼拡大
地域に貢献!グループ紹介
茨城・古河市
公明党員らの有志でつくるボランティアグループが各地でさまざまな活動に汗を流し、地域に信頼の輪を広げています。今回は、使用済み切手の整理・寄付を行う「白ゆりの会」と、出前講座の開催など多彩な活動を続ける「菜の花グループ」(共に茨城県古河市)を紹介します。
白ゆりの会
約40年、使用済み切手を寄付 社協が換金し福祉拡充へ活用
女性党員の松本文子さんが会長を務める「白ゆりの会」は40年近くにわたり、市民から集めた使用済み切手やテレホンカードなどの整理作業を行い、古河市社会福祉協議会に寄付しており、現在、同社協の登録団体です。
使用済み切手などは、コレクターや業者を通じて換金され、地域福祉や保健医療のサービス拡充に役立てられています。
松本会長は「そのまま捨てられるはずだった使用済みの切手に、ほんの一手間かけるだけで、誰かの、何かの役に立てるものに変わるのが、うれしいです」と語ります。
この日集った10人のメンバーは、和やかに談笑しながら、封筒に貼ってある切手をはさみで切り取り、1時間足らずで約1000枚分を整理しました。
この活動に昨年から加わっている金子寿子さんは、「『こんな切手があったんだ』という驚きと発見があり、楽しいひとときになっています」と笑顔で語っています。「コロナ禍であっても、張り合いがある活動、皆に会える楽しみを原動力に頑張りたい」と、メンバー全員が決意を新たにしていました。
菜の花グループ
防災や認知症などテーマに出前講座。高齢者見守りも
女性党員らの有志でつくる「菜の花グループ」(伊藤和子会長)は毎月1回、古河市社会福祉協議会の登録団体として、地域に住む高齢者の見守り活動のほか、グループ内で学習する出前講座などを行っています。
同グループの発足は2012年4月。「学びを通じて自己を鍛え、わが地域のために貢献しよう」と、公明党の古河市議OGの栗山昭子さんが発足人となり、活動を開始しました。力を入れるのが、皆が楽しく学べるための企画内容の検討です。毎年3月、グループのメンバーと意見交換しながら、次年度の年間スケジュールや取り組み内容を決定。これまでも専門家を招いて、防災の心構えや認知症予防、栄養学といったテーマで出前講座を開催してきました。さらに、同社協主催のイベントも手伝っています。
メンバーの小川香代子さんは、「このグループで学んだ経験や知識を、地域での交流や、さまざまな活動に生かしたいです」とにっこり。井岡文子副会長は「地域に信頼の輪を広げられるよう、今後も皆と仲良く活動を続けていきたい」と意気込みを語っていました。
長きにわたる取り組みに感謝
古河市社会福祉協議会 安部一枝 事務局長
私たち社協では、市民が自分自身の問題だけでなく、地域の問題も“わが事”として受け止めて解決に挑めるよう、“丸ごと”支援する体制づくりを進めています。
そのためには、ボランティアをはじめ、市民の方の協力が欠かせません。それだけに、社協の登録団体としてその輪に加わり、長きにわたって、地道な活動を続けてくださっている「白ゆりの会」「菜の花グループ」の皆さまには、心より感謝申し上げます。また、社協では手が届きにくいところに光を当てる活動に励む姿には、本当に頭が下がります。
今後も両グループの皆さまと共に手を携え、より良き地域を一緒につくっていきたいと思います。