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ヘルプカードを携帯
認知症、周囲の手助け求めやすく
滋賀・栗東市
市の担当者から話を聞く(左から)川嶋恵、野々村の両市議
滋賀県栗東市は本年度から、認知症の人らに「オレンジヘルプカード」を独自に作成し、配布している。認知症の人らが普段から持ち歩くかばんなどに結び付けてもらい、日常生活の中で困ったときに周囲の手助けを求めやすくするもの。
同カードには、希望する支援内容や緊急連絡先などを記入できるようになっている。
市は同カードを配布する際に、障がい者が周囲の支援が必要であることを示す「ヘルプマーク」や同カードを保存するラミネートフィルムなどと一緒に配ってている。市の担当者は「地域社会全体で認知症の人らを支えていければ」と話していた。
同カードの導入は、公明党の野々村照美市議が、2021年9月定例会で要望していた。