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不妊治療 先進医療に助成を
訪問事業の駐車手続き簡素化
都議会代表質問で谷村議員
質問する谷村議員=7日 都議会
7日の東京都議会第2回定例会本会議で、公明党から谷村孝彦議員が代表質問に立った。4月からの不妊治療の保険適用拡大後も保険適用対象外となっている治療への負担軽減策を迫り、「先進医療は高額で全額自己負担となる。助成すべきだ」と提案した。
これに対し、中村倫治福祉保健局長は「先進医療にかかる治療費は経済的な負担だ。不妊治療の実施状況を把握し、対応を検討する」と答えた。
谷村議員は、介護や看護、助産など訪問事業者が利用する車両の駐車許可申請について「管轄する警察署ごとの手続きとなっており、事業者の負担が大きい」と指摘。一つの警察署で対応するよう見解を求めた。
大石吉彦警視総監は「この度、手続きの簡素合理化を行った。申請者の負担軽減などに努める」と述べた。
また谷村議員は、都が新築建物に対して太陽光パネル設置を義務付ける条例改正を検討していることに触れ、「設置に関する都民の選択の余地を残すなど理解を得るべきだ」と強調した。
小池百合子知事は「検討を丁寧に行う」と応じた。
このほか、谷村議員がシルバーパスの郵送方式による更新を求めたのに対し、都から今年度も実施する意向が示された。