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2022年6月8日

「人への投資」幅広く

政府、「骨太の方針」を決定 
成長と分配の好循環加速へ 
記者会見で山口代表

政府は7日の持ち回り閣議で、「経済財政運営と改革の基本方針」(骨太の方針)と「新しい資本主義」の実現に向けた実行計画などを決定した。公明党の山口那津男代表は同日、衆院第2議員会館で開いた記者会見で「骨太の方針には、わが党から要望してきたことが、ほぼ盛り込まれている。今後の予算編成過程で実現に全力を挙げたい」と力説。その上で「(夏の)参院選でも、わが党の政策として、しっかり打ち出し、訴えて理解を得ていきたい」と述べた。

記者会見で見解を述べる山口代表=7日 衆院第2議員会館

公明の提言が反映

山口代表は「新しい資本主義」実行計画について「骨太の方針と相まって内容がより詳細に方向付けられている。具体的な政策の実現へ、今後、制度設計に向けた議論を深めていく」と強調。中でも、公明党が訴えてきた賃金の上昇など「人への投資」については「岸田文雄首相が『成長と分配の好循環』を打ち出し、分配に重点を置く主張を掲げてきたので、幅広く実現していくことが重要だ」と力説した。

骨太の方針に「防衛力を5年以内に抜本的に強化する」などと明記されたことには、これまでの政府・与党の基本的な方針の範囲内で文言を盛り込んだとの認識を表明。具体的には、年末に改定する「国家安全保障戦略」や「防衛計画の大綱」「中期防衛力整備計画」を踏まえ、予算編成過程で検討していくことになるとの見解を示した。

防衛費の増額に関しては「国民のさまざまな不安もあり、(東アジアなど)地域の安全保障環境の変化をしっかり捉えていく必要がある」と指摘。一方で「負担を伴うものについては、国民の理解を得ていかなければならない。それを踏まえて、今後の予算編成過程で検討を進めていく」と述べた。

物価高騰への対応に関しては「政府として総合緊急対策を作り、予備費を生かして対応している。激変を緩和して国民生活を守っていくことが重要であり、当面、予備費を使った対応をした」と説明。「参院選後、国会が機能するようになれば、それ以後の状況を見極めながら、次のことも検討しなければならない。国民の不安や不満に対し、機敏、真摯に対応していく必要がある」との考えを示した。

また、物価高対策では、「国民の生活基盤を強化する必要がある。予算で対応する政府の措置だけでなく、賃金の上昇を幅広く行い、経済の水準に国民生活を合わせていく取り組みも重要だ」と述べた。

賃上げへ政策総動員

7日の持ち回り閣議で政府が決定した「経済財政運営と改革の基本方針」(骨太の方針)と「新しい資本主義」の実行計画は、「人への投資」や脱炭素化など成長分野への投資を重点化。公明党の主張が数多く盛り込まれた。

「人への投資」については、働く人への分配を強化する賃上げの流れを中小企業にも広げ、全国各地で機運の拡大を図る。中小企業が適正な取引で収益を上げ、賃上げにつなげていくため、政府の新しい資本主義実現会議において「価格転嫁や多様な働き方のあり方について合意づくりを進める」と明記。また、客観的な視点から「データ・エビデンスを基に適正な賃金引き上げのあり方について検討を行う」とした。

子ども・教育支援では、自治体や企業による奨学金返還支援を促すほか、出産育児一時金の増額、日常的に家族の介護などを担う18歳未満の「ヤングケアラー」支援に取り組む。

脱炭素 再エネ導入、大胆に改革

脱炭素社会の実現に向けては、今後10年間に150兆円超の官民投資を実現するため、再生可能エネルギーを最大限に導入する大胆な改革を推進。脱炭素技術の開発を支援する「グリーンイノベーション基金」を拡充する。そのほか、ウクライナ危機など国際情勢の急変を踏まえ、防衛力を5年以内に抜本的に強化する。

閣議決定に先立ち、公明党は同日の常任役員会で了承した。

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