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2022年5月26日

賃上げへ大胆に後押しを

観光需要の喚起、継続が必要 
介護、障がい福祉など価格転嫁困難な事業支えよ 

25日の衆参両院本会議で行われた公明党の西田まこと参院会長の2022年度補正予算案に関する代表質問の要旨は次の通り。

西田まこと参院会長(参院) 補正予算案 衆参本会議の代表質問(要旨)

西田まこと参院会長

【北朝鮮】北朝鮮による相次ぐミサイル発射は断じて許されない挑発行為だ。強く非難するとともに、いかなる状況にあっても警戒を怠らず、国民の命と暮らしを守らなければならない。

【IPEF】インド太平洋経済枠組み(IPEF)創設に当たり、ASEAN(東南アジア諸国連合)各国やインドの積極的参加へ、これらの国の声をよく聴き、構想に反映させることも必要だ。IPEFを軌道に乗せることで日本のプレゼンス(存在感)を最大限発揮してほしい。参加国域内の経済的不均衡が拡大しないよう、さまざまに協議する常設機関を設置し情報交換を密にすることなどが期待される。

【原油高騰】ロシアによる侵略が原油・原材料価格の急騰を引き起こし、昨年から続く物価高騰に拍車を掛けている。ガソリンや電気代、食料品など生きていく上で欠かせない品目の値上げが顕著だ。今後も影響が長期化し、急速に進む円安の影響とも相まって、さらに幅広い商品・サービスの値上げが続くのではないか。依然として続く感染症や激甚化・頻発化する自然災害の備えも緩めることは許されない。

こうした強い危機感と使命感から、公明党は今国会中の補正予算の編成・成立を強く訴え続けてきた。補正予算案の提出に踏み切った政府の対応を高く評価する。

先日、埼玉県の園芸ハウスを訪問し、燃油価格の高騰で事業が続けられないなど悲痛の声を伺った。公明党が対策を強く求めた結果、総合緊急対策には、園芸事業者を含め事業者ごとに価格高騰の緩和策が盛り込まれた。原油高に苦しむ農林漁業者やタクシー事業者などが安心して事業を継続できるよう支援を切れ目なく実行すべきだ。「省資源、省エネルギー国民運動」を強化し、需要を抑えていくことも必要だ。

【観光振興】総合緊急対策では、原油価格高騰の影響を受ける観光事業者などに対し、感染、省エネ対策などの支援を行う。また、現在実施されている県民割は、今月末で期限が終わることから、観光需要喚起策の継続が求められる。海外からの観光客受け入れ、また、「新たなGo Toトラベル事業」などは、どう実施していくのか。

【地方創生臨時交付金】総合緊急対策では、公明党の強い主張で地方創生臨時交付金が拡充され、学校給食費の値上げ対策、公共交通の運賃対策など、わが党に寄せられた声を実現する体制が整った。介護・福祉サービス事業者からも食材費や光熱水費の高騰で苦しんでいる話を伺った。政府には、交付決定前でも対象事業に着手できることなどの情報提供に迅速に取り組んでもらいたい。

介護・障がい福祉事業者のように、売り上げが基本的に公定価格で定められ、価格転嫁ができない事業者に今後、別途の支援策も検討すべきだ。

【子育て世帯支援】総合緊急対策では、低所得の子育て世帯に、児童1人一律5万円の「生活支援特別給付金」が給付される。児童扶養手当を受給する、ひとり親や、住民税非課税で中学生以下の子どもがいる世帯には、プッシュ型で給付が行われるが、対象の子どもが高校生だけの世帯や、所得急減世帯は申請が必要だ。丁寧な周知を徹底すべきだ。

【賃上げ】物価上昇に伴い賃金も上がっていかなければコロナ禍からの日本経済の回復は大きく阻害される。中小企業をはじめとする下請け企業は、原材料費の上昇分を適切に価格に転嫁できなければ収益が圧迫され、賃上げどころではない。わが党に寄せられた最も多かった声の一つが取引の適正化対策だ。どう実効性を強化するのか。

これは埼玉県で伺った話だ。物流会社に正社員で転職した女性に、会社が運転免許取得を支援し、配送しやすい車両の開発や台車の導入などの設備投資にも力を入れた結果、人手不足解消につながり、女性は年収が2倍に増えた。「人や設備への投資」で労働環境を改善する企業を税制や予算で大胆な支援を行い、日本全体の生産性を向上させ、持続的な賃金上昇を果たしていくべきだ。

岸田首相の答弁

<観光振興>「新たなGo Toトラベル事業」については、今後の感染状況などを見極めつつ、引き続き注意深く検討していく。

<地方創生臨時交付金>食材料費の高騰の影響を受けている介護サービス事業所などについても、各自治体の判断で支援が可能であり、事業者の負担軽減に取り組むよう、自治体に依頼している。

<賃上げ>取引適正化に向け、中小企業へのアンケート結果などを踏まえ、下請中小企業振興法に基づく指導・助言を実施するなど、実効性の強化を図る。生産性向上、賃金上昇に向けて、民間ニーズを反映しながら取り組みを強化する。

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