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平和、繁栄へ重要な意義
米国の関与深める意思が明確
記者団に山口代表
公明党の山口那津男代表は23日夕、同日の日米首脳会談を受け、国会内で記者団に対し、大要次のような見解を述べた。
一、日米首脳会談には二つの意義がある。一つは、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持していく重要性を確認したこと。二つ目は、インド太平洋の平和で繁栄した地域を確保していく重要性を共有し、両国が主導的役割を果たしていくことを確認したことだ。米国が、この地域に対する関与を一層強めていく意思を明確にしたことが大きな意義だ。
一、韓国で新しい大統領が誕生し、オーストラリアでも新しい政権、新首相も誕生した。このタイミングで、バイデン大統領が韓国、日本を相次ぎ訪問し、日米首脳会談を行うとともに、24日にはインド、オーストラリアを加えた「クアッド」首脳会合も開かれる。この点も、同地域に米国が関与していく重要性を示すものだ。今回の日米首脳会談は、多岐にわたる成果を生んだ。大いに評価したい。
一、(首相が来年のG7サミットを広島で開催する考えを伝えたことについて)共同会見に先立ち首相から「公明党から申し入れをいただいたが、G7各国から賛同を得られた」と電話で伝えてもらった。私からは「成功に向けて協力したい」と申し上げた。